素晴らしき平凡

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モノブライトが無期限の活動休止を発表しました。

 

タイトル通りです。
夏フェス楽しかったです!みたいな記事を書きたいなと思っていたのに、久しぶりの更新がこんな内容になるとは。

いま思ったことを書いておこうというだけの、私情ばかりの文章なので悪しからず。

 


モノブライト 無期限の活動休止のお知らせ|News|News|モノブライト Official Site


10/01(日)新代田FEVERでのライブ後に、直接メンバーの口から発表を聞けた私でも、うまく飲み込めていないのに、
ネットニュースでこれを知ったファンの人たちの気持ちは計り知れない…
呆然としながら「い、いやだ…」と思ったことは覚えてる。
モノブライトのライブなのに、あんなに辛い空気のライブハウスを去るのははじめてだった。足元がふわふわ覚束無いままなんとか帰ってきて、ドリンクチケットも引き換えてなかったことに気がついた。
たぶん会場から逃げ帰ったんだと思う。

 

 

 

 

 

 

ざっと人生の1/3ほどを音楽やライブに費やして、いろんな人達を追いかけてきたけれど、こんなふうに追いかけてる最中に明確に活動がストップするアーティストというのは、実ははじめてです。
既に活動していないアーティストにハマることはあったけれども。
なので、この感情をどうするのが正解なのかも全然わからない…つらい…と、ツイッターでぼんやりバンド名をエゴサし続けるなど、無為なことを繰り返してるときに、
自分で書いていたブログ記事を思い出した。書いたことも忘れていたけど。


私とモノブライトの馴れ初めと “LIVE 2016 bright eyes” - 素晴らしき平凡


私はちゃんと、このバンドが好きだったんだなぁと。

好きの度合いと、ファンであることって、イコールじゃないし、測れるものじゃないと思うので、
たとえどんなに好きで長く見てきたアーティストだとしても「私◯◯のファンです!」と自称することはあまりしないんですけど、
この頃から私はちゃんとファンだったんだなぁって。
このブログ記事を思い出せたので、いまこの気持ちも文章にしておきたいなぁと思って書いています。

 

この辺りから500%くらい私情になるのですが、
個人的に2016年度に転職して、シフト制から週休2日土日休みと、かなり大きく生活が変わって、以前のようなフットワークではライブに行ったりはできなくなって、ポルノさんの公演などはいくつか諦めたりしている。
そんな中でも行きやすかったのが、比較的都内で単発や対バンしてくれるモノブライトだったので、この一年ちょっとの間でいうと、とても身近なバンドだった。
2017年内だけでもワンマン対バン合わせて8回はチケット買ってる。元気だなこの人。
仕事着そのまま行ってTシャツだけ着替えるとか、疲れてヘロヘロでライブ観ると耳鳴りが3日は止まないとか、そういう経験したのもモノブライトだ。
おかげさまで耳栓の重要さを知りましたね。


なので、解散や休止のニュースがあるごとに良く聞かれる「悩んでるうちに観ておけばよかった」とか、
「もっとライブに行っておけばよかった」みたいな後悔は私にはないです。今は。
行けるところには行ったし何度か遠征もした。
そういえば、貧血おこして倒れかけた日にも、根性だけでインストアライブ行ったりしたことを思い出した。馬鹿なんじゃないかな?
行ったら絶対に楽しいのがわかってたから、それくらい無茶してもモノブライトのライブを観に行ってた。


だからこそ、この発表があった日、ギター松下さんが、最後の曲の前に言っていた
「ミュージシャンがこんなこと言っちゃいけないかもしれないけど、目の前の人が楽しんでくれたら、それでいいかなって。
音楽とかライブとかあるけど、…そういうふうに素直に思えたのが、今回のツアーだった」
という話が、とても嬉しかったんですよね。
ちゃんと私達が楽しんでるの、伝わってたんだな〜って。
休止の報告はそのコメントの後、いちばん最後だった。後から思い出すとそういうニュアンスも含んでたなぁと思う。
でもちゃんと伝わってたんだな。よかった。

 

 

 


それと活動休止の理由について。
会場で休止の報告をきいたときは、明確な理由までは言及していなかったんですけど、
公式コメントの中で、ニュースの見出しでもピックアップされがちだった「限界だった」という表現。
こう言われるのは、私がこの一年ちょいで観てきた、楽しかったライブも否定されたみたいで、正直辛いなぁと少し思っていた。

でもこのコメントの中でもいちばん明確な理由って、
モノブライトで何かやろうというアイデアやユーモアが全く浮かばなくなりました。』という所だと思うんですよね。

そういえば、モノブライトのクリエイティブな面とか、曲や詞作りの面ってあまり見たことがなかった。
桃ちゃんがどんなきっかけで詞を書いて、どんなイメージで曲を作ってるかとかって、これだけ見てても知らないなって。
ポルノさんは配信番組やレギュラーラジオで定期的に、曲作りのことや詞を書くきっかけなんかを話してくれるのですけど、これってファンとして、実はすごい恵まれてるんだなぁ。

 

そのあと自分のブログを見返したときに気がついた、
2016年の桃ちゃんの『ずっと新しい事をやっていこうと思います』という言葉、
きっとずっと新しいことをしていたかった人達だから、見せなかっただけで、生み出せない苦しみがあったのかもしれない。
そんな心情の中でも、いつもあれだけ楽しい時間をくれたことには、感謝しなきゃいけないなぁと。


感謝もしてるし、実際メンバーはワンマンだろうが対バンだろうが、いつも全力で演奏して、全力でお客さんたちに向かってたし、
私達みたいに、誰よりもライブを楽しんでいたのを知ってるんですよ。
4月にあったカフェライブ、3人だけで、アコースティックな編成でやっていたけど、このときのアレンジどれもすごくよかった。音楽が好きじゃなきゃこんなことできないでしょ。
これに限らず、ライブでの松下先生のギター、毎回全然違うアレンジなので驚く。
というか、そもそもアコースティック編成でムーンウォークも空中YOU WAYもやるってすごくないですか?

 

10/01の新代田の前に、09/23(土)の名古屋公演にも行ってたんですが、すごく楽しかった。みんなずっとニコニコしてた。あと桃野さんのセクハラがひどかった。
物理的にものすごく近かったので、桃ちゃんのスタンスミスのロゴを眺めたり松下せんせいのTシャツのタグを見つめたりした。楽しかったな。忘れたくないな。
エゴサしてるときに「ライブずっときつそうだった」みたいなツイートも見かけたんですけど、私は絶対にそんなことないと思う。

 

 

そういうのを踏まえて、新曲のタイトルが、桃ちゃんが初めて持ったギターである「duosonic」なのはやっぱり意味があるのかな。
彼は愛のうただと言っていたけど、そう考えると、これは音楽に対しての愛なのかもしれないな。
このまま永遠を誓えそうだな。
愛に逆らうな。

 

 

 

 

たこれは個人的な話なんですけど、今年は勝手に回顧の年というか、
10代のころに聴いてたGO!GO!7188のゆうちゃんとか、Coccoさんとか、
当時は生で観るなんて夢にも思ってなかった人たちを、今ライブで観る機会が多くて、なんか年をとるのも悪くないもんだなぁとか思っていたんですが、
得るものもあれば、失うものもあるということなのかもしれない。良くも悪くも。

 

 

 

 

なおこれだけ書いても、特にこの感情に答えも出ないし、解決もしてません!いまだにうまく飲み込めてないし、まだ落ち込んでいるよ。
メンバーはその間どうするのかなとか、不安な事もたくさんある。
できれば何かしら、音楽に関わることをしていてほしい… あとduosonicをリリースしてほしい…配信とかでもいいので…。
なんならツアーの音源そのまま録って、お客さんたちの\そうだそうだ/入りのやつを配信でもいいです。だめですか?!

 

とりあえず今はライブを見届けるしかないのかな。
名古屋が楽しかったので、それ以来CD音源を聴けていなかったんですけど、今はまた違った意味で聴けなくなってる。
また笑ってモノブライトの曲を聴けるようになりたいんだけどな。ちょっと今は難しいな…

でも桃ちゃんのコメントは「おやすみなさい。ではまた明日。」で締まってるので、
また「おはようございますモノブライトです!!!」ってきけるって信じているのです。また朝は来る。

Wake up is beautiful morningを探しているんだ。ビューティフルモーニング、いい曲でしょ。

 

 

先に書いたように休止前最後のライブも、私は東京しか行けなさそうなんですが、これも自分で選んだことだし、自分から飛び込んで変わるべきだって言われたあの言葉を大事にしたいので、そこは曲げるべきじゃないなって思っています。(これはまた別の話)
明日のために働く。いつか貴方に会えるよう。

 

 

  

 

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モノブライト Duosonic Tour 2017
~ あなただけに聞こえるXX 〜 ‬”
2017/09/23(土) ‬@‪名古屋 HUCK FINN  ‬
‪2017/10/01(日)‬ @新代田 FEVER   

 ‬

01: ハートビート
02: ムーンウォーク
03: アナタMAGIC

04: Duosonic
05: The 2
06: 末裔シンドローム
07: ショートホープ

08: ビューティフルモーニング (Wake Up!)
09: 雨にうたえば
10: 涙色フラストレーション
11: bonobonoする

12: WARP
13: 宇宙のロック
14: 英雄ノヴァ
15: 踊る脳
16: 空中YOU WAY

アンコール
17: OYOVIDENAI
18: トライアングリー

19: 冬、今日、タワー